豊島与志雄
サッカーの審判の経験があるが、最近のレフリングにおいては、極力、笛を 吹かないことが望ましい。 昔は、ゴールが決まれば、ピーと吹いていた。ボールがアウトオブプレーの 度に吹く誤ったレフリングもまかり通っていた。 あまり、ピーピーやると、肝心なファウルの時、笛の威厳がなくなってしまう。そこで、ここぞ!という時にしか 笛は吹かない。沈黙をしているのだ。 沈黙には多大な利益があるのだ。