「地水火風空」の感想
地水火風空
ちすいかふうくう
豊島与志雄
分量:約5分
書き出し:
月清らかな初夏の夜、私はA老人と連れだって、弥生町の方から帝大の裏門をはいり、右へ折れて、正門の方へぬけようとした。二人とも可成り酔っていた。不忍池の蓮の花に、月の光が煙っているのを眺めながら、一杯傾けての帰りなのである。八角講堂の裏の、薄暗いだらだら坂を上りきって、ぱっと蒼白い月光の中に出た時、A老人は突然立止って、私の肩を叩いた。「どうだい、こうして眺めると、大学というものも悪くないね。」A老...
作品詳細
作品を読む
更新日: 2016/09/08
芦屋のまーちゃんさんの感想
震災でもキャカラバアの碑は崩壊しなかったという 繭気属性であれば 私は風、妻は空、子供3人は それぞれ地、水、火 皆バラバラな家族である しかし、故に何があっても崩壊しないような気がする
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com