07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
豊島与志雄
騒動の準備のための 暗号連絡文が 古文書として 残っているらしく 延々と説明が続く。 また 牢獄に刻みこまれた 斬首前の 辞世の句のようなものは 隠語というか 暗喩というか 執拗に 説明される。 物語は 地の文には 頓着せずに 展開するようにも 思えた。