「男ぎらい」の感想
男ぎらい
おとこぎらい
初出:「苦楽」1949(昭和24)年6月

豊島与志雄

分量:約22
書き出し:男ぎらいと、ひとは私のことを言うけれど、そうときまったわけのものではありません。男のひとは、だいたいいいえ皆が皆、厭らしく穢ならしく、だから私は嫌いです。厭らしくも穢ならしくもなく、ほんとにすっきりしたひとがあったら、私だって好きにならないとも限りません。釈迦牟尼とかマホメットとかのことは知らないが、キリストなら、私は好きです。ミッションの学校にしばらくいたことがあるからそう言うのではありません。...
更新日: 2020/12/01
d85656e4bd78さんの感想

えんえん女の潔癖が描写されるのだが、それだけなんだ。 別に何か色がある訳でもなければ、景色がある訳でもない、ただ嫌悪が並べられる。 道で拾った犬の糞を並べて現代芸術だと言われた気分だね。