面白かった。若さというものの力強さと脆さ見た気がします。
若者の血のたぎりが物語を先へ先へと運んでいく。無頼的な痛快さと若いエネルギーがガシガシ伝わってくる。古さを感じることは少なく、寧ろ新鮮だった。
明晰な頭脳と大きな自尊心を持ち合わせた不良少年が思春期を超えて一応は幸せになった話だと思う。 男性にとって母親は絶対であり、男はみなマザコンだという話を思い出した。不真面目に学校に行っている間は若いな〜とこちらがそわそわしてしまうくらい青いのだが、だんだん爛れていったのにはなんとも言えない。まあ最後は落ち着くところに落ち着いた。描写があっさりしていてこんなものか、とちょっと物足りなかった。 ところで最近同じ感想が2個も3個も投稿されてしまうのだが、どうにかならないのだろうか。