「科学上の骨董趣味と温故知新」の感想
科学上の骨董趣味と温故知新
かがくじょうのこっとうしゅみとおんこちしん
初出:「理学界 第十六巻第七号」1919(大正8)年1月1日

寺田寅彦

分量:約8
書き出し:骨董《こっとう》趣味とは主として古美術品の翫賞《がんしょう》に関して現われる一種の不純な趣味であって、純粋な芸術的の趣味とは自ずから区別さるべきものである。古画や器物などに「時」の手が加わって一種の「味」が生じる。あるいは時代の匂というようなものが生じる。またその品物の製作者やその時代に関する歴史的聯想も加わる。あるいは昔の所蔵者が有名な人であった場合にはその人に関する聯想が骨董的の価値を高める事...
更新日: 2015/12/17
0e891017c650さんの感想

現代日本の科学には哲学が足りないと思う。領域の文理を問わず、今現在学問を担う人、これから志す人には一度読んで欲しい。