「ラマ塔の秘密」の感想
ラマ塔の秘密
ラマとうのひみつ

宮原晃一郎

分量:約28
書き出し:一白馬《はくば》の姫君「ニナール、ちよつとお待ち」と、お父様のキャラ侯がよびとめました。ニナール姫は金銀の糸で、ぬひとりした、まつ赤な支那服《しなふく》をきて、ブレツといふ名のついたまつ白な馬にのつて、今出かけようとするところでした。「なんですの、お父様」と、ニナール姫はふりかへりました。まだ十五になつたばかりですから、顔はほんの子供ですけれど、身体《からだ》はなか/\大きくて、まるで大人のやうで...
更新日: 2025/12/10
艚埜臚羇1941さんの感想

  すでに 廃寺となった ラマ教の宗教施設が この 小説の 舞台に なっているのは 大層 珍しい。姫の 働きで 王子を 救い出すという よくあるような 筋立ても 話しの 進行を たすける。当時の 海外進出を 時代の 背景として いる 作品は あまり ほかに 無いように 感じた。