作家としての印象と自分の持っている知識だけでの切り口で描いており事件の真実に迫っているとはとても思えない。
たしかに阿部定さんはピュアな人だと思う。あの事件に、共感はできないけど理解はできるな。
興味深く読んだ。阿部定という名前を知っていたので開いてみたが、対談しているとは初めて知った。 この人の作品は風博士しか読んでいないので、探偵小説を読んだら対談の記事も調べてみようと思う。
対談の感想が面白い。坂口安吾が精神分析を好んでいたとはさもありなんですが、意外な気もします。
面白かった。事件の細かい事を知らなかったので。文章も読みやすい。
阿部定事件という書籍を中学生の時、図書館で読んだ記憶がある、当時はわからなかったが、とても魅力的な女性であったのだろうと思う。阿部定に関する書物を、もう一度読んでみたくなった。
阿部定事件に対して通俗的な世間話が蔓延していた当時の安吾の指摘は相応の評価がされるべきだ。
切った奇譚だいや真っ当だと呼んで見に行く鳴子節。 伏して変わらぬ道理本質面に出したら大騒ぎ。
思っていた犯罪とは違う切り口で書いてあるのが興味深い。
極めて平凡な可憐で女性らしい女性のお話。2人だけの世界。
男女の肉体関係の合理性は考慮されなければならない。
スキャンダラスな事件に対し、恋愛感情や性癖、つまり人間というものの現実をまず肯定してとらえようとする、極めて真面目な、それでいてユーモラスな、いかにも安吾ですね。
純粋って怖いです。
今そん女に会いたい。自由主義
愛がある故に起こった事件。 ここで求められている、肉体関係の合理性は現代でもまだ理解されていないように思う。 阿部定がどのような生涯を送った人なのか、wikiを流し読みする程度で良いので知ってから読むと、より良く読めるだろうと思う。
お定さんの激しいまでの純愛を、 客観的に見つめた作品。 人を心のそこから愛することの意味が、この短い作品の中に凝縮されている。
かわいらしい女性として阿部定を表現している。男の究極を求める男目線が 坂口氏を表現している。好きな文章だな。
この方の女性に対する肉体関係を物語る小説をもっと読んでみたい気がした。