「感想家の生れでるために」の感想
感想家の生れでるために
かんそうかのうまれでるために
初出:「文学界 第二巻第一号」1948(昭和23)年1月1日

坂口安吾

分量:約3
書き出し:感想家の生れでるために坂口安吾文芸時評はない方がよい。下品で、不潔俗悪で、百害あるのみだからである。文芸時評というものの性質が百害あるわけじゃなく、これを手がける作家の態度が卑屈俗悪だからである。仲間の作品批評になると点が甘くなる。党派に依存するさもしさで、文学は常に一人一党だ。芸術派は小党分立、ともかく党派的にシノギをけずるところもあるが、左翼となると論外で、自分の方は頬カムリ主義だから、ろくな...
更新日: 2020/10/04
yopparariさんの感想

この人の文章マジで好きだ……。もっともなこと言ってると思うんだけど、なんか胡散臭いから「もっともだとは思うけど素直に頷きたくねえ……!!」ってなる。そこがすげえ好き。偏屈で思索家だけど不真面目なオジサンめっちゃ好きなんだが。最高じゃんね……!!

更新日: 2017/10/07
芦屋のまーちゃんさんの感想

文学と政治は以ていると思う 作家と政治家 ともに評論家が存在する 作家や政治家が評論をすると 派閥を意識しながら行う態度も同じ かといって、評論専門家は 批判ばかりで、文檀デヴィューや選挙出馬などできぬ連中なのも同じ 「弾劾評論家」なる職業もあっても「アリ」だと思う 例えば、小林秀雄の評論を評論した書を批判する文章があっても面白い その文章に対する安吾の感想文を我々が読めば良い、と言うことなのだ

更新日: 2016/10/15
8dbad1d10ff2さんの感想

面白い!

更新日: 2015/12/03
c701ca58f10fさんの感想

まったくその通り!

更新日: 2015/12/03
e7f46cc423f5さんの感想

ごもっとも。

更新日: 2015/09/01
919ce499875eさんの感想

『文学は常に一人一党』、批評家はいらない、感想家はよい。 とても解りやすい。文学をいろいろな党派に 分類したがるのは 下品でくだらないと。 そうだなあと 納得。 文学を読むのが好きな『感想家』でよかった。