「机と布団と女」の感想
机と布団と女
つくえとふとんとおんな
初出:「マダム 創刊号」マダム出版社、1948(昭和23)年2月1日

坂口安吾

分量:約6
書き出し:机と布団と女坂口安吾小説新潮の新年号に、林忠彦の撮影した私の二年ほど掃除をしたことのない書斎の写真が載ったから、行く先々で、あの部屋のことをきかれて、うるさい。しょっちゅうウチへ遊びにきていた人々も、あの部屋を知ってる人はないのだから、ほんとに在るんですか、見せて下さい、と云う。見世物じゃないよ。林忠彦は私と数年来の飲み仲間で、彼は銀座のルパンという酒場を事務所代りにしているから、そこで飲む私と自...
更新日: 2022/02/14
19双之川喜41さんの感想

 小説家は 読者からの手紙をネタにして生業とする まことに結構なお仕事で 太宰も女学生からの手紙を素材に執筆して 仲間からも誉められた。 楽屋落ちとしても笑えると感じた。

更新日: 2018/08/20
いちにいさんの感想

書斎や日記や生原稿など、作家の日常を知りたいと昔は思っていた。どんな本が書斎に並んでいるか、どんな筆跡をしているか、など興味があった。 特に、書斎は乱雑の方が良い。安吾の書斎の写真は見た記憶は薄いが、想像はできる。書斎の布団に女が居たかは分からぬが、恋愛論などを読むと執筆の合間に女を抱いていたとは考えられない。想像はしていたかもしれぬが。

更新日: 2017/10/29
dae691be37b1さんの感想

タイトルが面白そうだったので読んだけど、エッセーでした。こんなタイトルの話し、坂口安吾さんなら面白く書けそうなのに、と。

更新日: 2017/09/24
芦屋のまーちゃんさんの感想

万年床とは他人の事は言えまへんで、かく言うあっしがそうですんで安吾はんの気持ちはようわかりますわ。 全く書斎なんてもんは他人にお見せするもんではなかでっせ。パンツ脱いでるようなもんや。本を見ればどんな思想を持った輩か直ぐバレますわ。けんど、ほんまに読んどるかは知らんがね。 女を喜ばせはります、立派なOOを持ってるかってやつでっせぇ! 他人(女)に見せちゃあきまへんでぇ~。