雙之川喜1941 安吾は 屋根裏部屋に 住み その後 牧野信一が 一家を あげて 居候を しているところに 転がり込んで いわば 居候の 居候を したという。自分自身が 居候 なので 気持ちが よくわかり 牧野は 安吾に 優しく 接し とても 居心地が よかったと 告白する。虚飾を 断ち 絶えず 自ら 何者なのか 点検 し続けた 安吾に 脱帽。
自問自体が私の本性、ってのが少し刺さった。後半になるにつれて句読点が露骨に多くなっていくのが生々しいというか、書き手の呼吸を感じさせた。
酔って ヤッツケ合うのが 文学者と 思っていた。 良く書くことが 全部である。 ひけらかすな。 安吾は 読者の玩具であると 元々 自分で 思っていたと言う。