「暗い青春」の感想
暗い青春
くらいせいしゅん
初出:「潮流 第二巻第五号」潮流社、1947(昭和22)年6月1日

坂口安吾

分量:約33
書き出し:まつたく暗い家だつた。いつも陽当りがいゝくせに。どうして、あんなに暗かつたのだらう。それは芥川龍之介の家であつた。私があの家へ行くやうになつたのは、あるじの自殺後二三年すぎてゐたが、あるじの苦悶がまだしみついてゐるやうに暗かつた。私はいつもその暗さを呪ひ、死を蔑み、そして、あるじを憎んでゐた。私は生きてゐる芥川龍之介は知らなかつた。私がこの家を訪れたのは、同人雑誌をだしたとき、同人の一人に芥川の甥...
更新日: 2020/10/31
yopparariさんの感想

すげー良かった。坂口安吾にこういう話書かせたらたまんねえよ。最高だな

更新日: 2016/07/21
63de5288de39さんの感想

暗い青春、このご時世、明るい青春なんてもんを手にいれた奴はそういないだろうね。