著者は 博覧 強記の人と思われる。 京都に地震が多いのは 書き留める人が 多くいたからというのは そうだろうと思った。 文献に現れた地震で 古いのは 河内の地震で416年 大和の地震は599年と言う。 この記は 防災関係者 も 必読と思われるけど さらに データベース化すると 役に立つかもしれないとも思った。
允恭天皇の時代ーー5世紀ーーから大正時代の南関東大地震ーー関東大震災ーーまでに、日本で起こった天災事変ーー主に地震、津波、大火事ーーを史実に絡めて、時系列にまとめられた作品です。文献、記録に残っているだけでも、相当数の大規模地震が発生しているのを見て、日本が“地震大国”であることを改めて認識させられます。また、上代から安土桃山時代位までの記述を見ると、地震発生地の記録と政治・文化の中心地が、シンクロしており、歴代の日本の中心地が垣間見られます。