定と同じ女である私としては、男性である安吾の勝手な意見だなあと感じてしまう。
読みやすい
第三者から見れば気狂い、知り合い(安吾さん)から見れば女性の純情な恋物語として綴られていました。 お定さんは恋人の為に追従出来るある種のマゾヒストなのかなと少し思いました。
あの阿部定事件の阿部定さんの印象?と思って読んだが、非常に真っ当で温かいものを感じる。 情交の最中に首を絞めてつい殺してしまったのは分かるけれど、イチモツを切って持って帰ろうというのは理解出来ないので、この坂口安吾の阿部定さん擁護は納得は行かないが、事件の背景の時代、彼女の事件が随分人を救ったというのは本当だと思う。 そういう事の感謝も込めての擁護の文だったのかもしれない。