「第二芸術論について」の感想
第二芸術論について
だいにげいじゅつろんについて
初出:「詩学 第四号」岩谷書店、1947(昭和22)年12月30日

坂口安吾

分量:約4
書き出し:第二芸術論について坂口安吾近ごろ青年諸君からよく質問をうけることは俳句や短歌は芸術ですかといふことだ。私は桑原武夫氏の「第二芸術論」を読んでゐないから、俳句や短歌が第二芸術だといふ意味、第二芸術とは何のことやら、一向に見当がつかない。第一芸術、第二芸術、あたりまへの考へ方から、見当のつきかねる分類で、一流の作品とか二流の芸術品とかいふ出来栄えの上のことなら分るが、芸術に第一とか第二とかいふ、便利な...
更新日: 2022/01/21
e9952612d3c2さんの感想

坂口安吾らしい論評。 ジャンル分けの意味のなさ? すく特定なものにしたがる人を批判しているように見える。 俳句も短歌も全部詩のひとつで、魂があるかないか、なのだと。