「模範少年に疑義あり」の感想
模範少年に疑義あり
もはんしょうねんにぎぎあり
初出:「青年文化 第二巻第一号」創生社、1947(昭和22)年1月1日

坂口安吾

分量:約5
書き出し:戦争中、私の家の両隣はそれ/″\軍需会社の寄宿舎となり、一方は田舎の十八九歳の連中五十名ぐらゐ、一方は普通のしもた家を軍需会社が買つて七八名の少年工を合宿させておく。五十名の方は青年学校の生徒でよく訓練されてをり、軍隊式の規則で朝起きてから寝るまで号令をかけてやつてゐる。警報がなると必ず全員起床して戸外で待機するといふぐあひだ。ところが七八名の方は時々酒など持ち帰つて酔つ払つて唄つたり、警報が鳴つ...
更新日: 2020/10/17
yopparariさんの感想

人間のイミテーションというワードにドキッとした。真面目にやってる人が悪いってよりか、自分の頭で考えない人が悪いのだろうね