「ぐうたら戦記」の感想
ぐうたら戦記
ぐうたらせんき
初出:「文化展望 第二巻第七号」三帆書房、1947(昭和22)年1月1日

坂口安吾

分量:約31
書き出し:支那事変の起つたとき、私は京都にゐた。翌年の初夏に東京へ戻つてきて、つづいて茨城県利根川べりの取手《とりで》といふ町に住み、寒気に悲鳴をあげて小田原へ移り、留守中に家が洪水に流されて、再び東京へ住むやうになり、冬がきて、泥水にぬれたドテラを小田原のガランドウといふ友人のもとに残してきたのを取りに行つた。翌朝小田原で目をさましたら太平洋戦争が始つてゐたので、田舎の町では昼は電気のこない家が多いのでラ...
更新日: 2020/12/10
yopparariさんの感想

戦争が始まった日の話は別の文章でも読んだな。私が3.11の話をし慣れているように、この人もし慣れているのかもしれない。