「白銀の失踪」の感想
白銀の失踪
しろがねのしっそう

ドイルアーサー・コナン

分量:約64
書き出し:「ワトソン君、僕は行《ゆ》かなきゃならないんだがね」ある朝、一緒に食事をしている時にホームズがいった。「行くってどこへ?」「ダートムアだ——キングス・パイランドだ」私は格別おどろきもしなかった。事実、私は、今全イングランドの噂の種になっているこの驚くべき事件に、ホームズが関係しないということをむしろ不思議にさえ思っていたのである。前の日、ホームズは終日眉根をよせた顔を首垂《うなだ》れて、強い黒煙草...
更新日: 2024/04/11
19双之川喜41さんの感想

 長い間 本作品を (はくぎん)と 思い込み スキー場が 事件の舞台と 誤解していたので 読もうとも しなかった。誤読であることに 偶然 気付き 読んでみた。粗筋は 常勝行方知れずになり 命を失う者まで でたので ホームズが 乗り出し 解決に 至るという 筋立てである。競馬大国である英国が 舞台ではあるけど わたくしは 馬券は 見たことも 買ったことも ないこともあり そんなものかな 思うことが 多かった。ホームズは 動物を 作中に 扱うことが 比較的 あるなという ことを 感じた。