謎解きものであり 複数の男から 結婚を申し込まれる 女 が 話の 糸口と なるけど 矮身の男に対する 書き方は 差別感が 背後にちらつき ロボットのようなものを 取り入れてる割には 考え方が 硬直で 古いと思ってしまった。
容姿に特徴のある人物や機械式人形などの舞台装置に気をとられると、「心理的に見えない人」に気付きにくいというのが面白い。Wikipediaを参考にすると、1911年のThe Innocence Of Father Brownに入っているThe Invisible Manを翻訳したものだろうと思う。100年以上前の作品なので、そこは読むときには頭の隅に入れておく必要はある。個人的には、直木氏の訳文がちょこっと読みにくいけれど、そこは好きずきなんだろうなぁ。