中学校の教科書では竹内好訳でしたが、この井上紅梅訳の故郷は情景描写が細かくなっていると思いました。読みやすさや、最後の希望についての一節は竹内訳の方が分かりやすいと思いますが、こちらも良い訳だと思います。
近頃 よく聞く 故郷の 家仕舞いは ときに 幼い頃の おもいでにまでも 折りあいを つけなければ いけなくなってしまう。 虚脱して 帰路についたのであろうけど 他人事ながら 胸が痛むと感じた。
子供の頃の故郷のキラキラした思い出は、帰ればそのままそこにあるものとは限らない。 自分の行いによっても絶えず少しずつ変化していくものなのかもしれない。 そしてその感覚は下の世代にも引き継がれていく。 最後は電車の揺れの中、主人公と共に郷愁の思いに浸りました。
故郷は学校の中国語の授業の時に習ったことがあります。とても感動しました!
魯迅の故郷は、20年ぶりに故郷紹興に帰って、幼馴染みや家族と再会して、魯迅を懐かしめるが。故郷を離れる時に、希望の道とは有るようで無いようだが、人々がその道を歩き出したら自然と道は出来上がるのだ。一人一人の生き様とはどんなものなのか?魯迅は答えていない。
中国人です、こちの中学校もこの編を収録した、訳者 translate it perfect, even more than the original.