「狼園」の感想
狼園
ろうえん
初出:「文学界 第三巻第一号~第三巻第三号」1936(昭和11)年1月1日~3月1日

坂口安吾

分量:約154
書き出し:その一冷血漢温い心とは何物だらう?それからまごころといふことは?愛といふことは?私の父は悪者ではない。それから叔父も、妹も、三人の特別の関係のある女達も。そのうへ此等の人々は私に対して危害を加へないばかりか、私の幸福を祈つたり、私が俗物ではないことを私以上に確信したり、私が私自身に対してさへ労はることを絶対に許さない苦悩に対して労はりの情をさしむけやうとしてみたり、私の愛情に依頼したり、それに裏切...
更新日: 2019/10/28
19双之川喜41さんの感想

 題意は そのままで 狂暴な人物が 登場するわけでもない。 安吾も言っているように 纏まりの無い話が続く。 意味が 採れなかったのは 私の力量のせい とは思う。