「イプセンの日本語訳」の感想
イプセンの日本語訳
イプセンのにほんごやく

宮原晃一郎

分量:約8
書き出し:感想といふところであるから、正確な材料によるものではないし、その上、そんな材料を集めたりすることに餘り興味を持たない私であるから、此處では、只永い年月、イプセンの日本語譯に接した折々に、感じたことを、思ひ出すまゝに書付けて見よう。イプセン最初の紹介者は故坪内逍遙博士であつたといふが、私は知らない。私がイプセンの名を知つたのは、明治三十三年に發表せられた高安月郊譯『イプセン社會劇』からである。が、然...
更新日: 2019/11/05
19双之川喜41さんの感想

 イプセンの日本語訳は 森鴎外や  島村抱月が訳したものがあるけど  原文は  ノルウェイ語だったの 原文には当たらずに  ドイツ語に訳したものを もとにしたので 誤訳ではなく  出鱈目であると 指摘している。 語学に堪能な元教授が 鋭く 匿名で指摘したので  当時 鴎外などの インチキさは  広く世に知られたようである。