「あきまろに答ふ」の感想
あきまろに答ふ
あきまろにこたう
初出:「日本」日本新聞社、1898(明治31)年3月6日

正岡子規

分量:約5
書き出し:「も」の字につきて質問に御答申候。「も」の字は元来理窟的の言葉にて、俳句などにては「も」の字の有無《うむ》を以て月並的俗句なるか否かを判ずる事さへある位に候へども、さりとて「も」の字|尽《ことごと》く理窟なるにも無之候。拙作に対する質問に答へんは弁護がましく聞えて心苦しき限りながら、議論は議論にて巧拙の評にあらねば愚意|試《こころみ》に可申述《もうしのぶべく》候。「も」の字にも種類ありて「桜の影を...
更新日: 2024/04/14
19双之川喜41さんの感想

 時代の 趨勢としては 細部にわたって 文章を 吟味するようなことは 軽視されている。とにかく 書きなぐることが 収入に 結び付くので 書き上げた 後に 文章を 読み返すのは 時間の 無駄と ばかり 反読に いをとめないのが 大勢かも しれない。並列の (も)については 文意の とおりと 想った。

更新日: 2017/10/28
c6bb9347aef3さんの感想

子規好き。子規の理屈っぽさ。

更新日: 2017/02/11
d9650d17c394さんの感想

教養のない私には少し難しい文に思えた。 だが、日頃気になっていた「も」の使い方に関する考え方が、筆者に近かったので安心した。

更新日: 2017/02/10
katayon81201さんの感想

文章に在る「も」について、深く考えた事がなかったが、なるほどその通り、理屈のない「も」もあるな、と感心した。

更新日: 2016/11/25
bdd53005a915さんの感想

考察。深部に至る過程。見えてくるもの。

更新日: 2016/08/30
5d05c421a16bさんの感想

短いけれど読みごたえ も あり.一文字の持つ重みさえ も 感じぬ。詩の世界は小さく も あり 大きく も あり。楽しい!

更新日: 2015/05/17
694e53fc3ba1さんの感想

よく「も」は2つのものを並べて使わないといけない、と教えられますが、ついつい比較するものを提示しないで使ってしまうときがあります。 私〈も〉自分の文章を読み返すときによく直します。 しかしこれを読んで、そんなに気にしなくてもいいんだぁと気持ちが軽くなりました。頭で考えた文は、やはり理屈っぽくなってしまうもので、素直に使うのが一番です。

更新日: 2015/05/10
9811e8383d6cさんの感想

難しくて読めない(泣)