「甲州鎮撫隊」の感想
甲州鎮撫隊
こうしゅうちんぶたい
初出:「講談倶楽部」1938(昭和13)年7月

国枝史郎

分量:約38
書き出し:滝と池「綺麗《きれい》な水ですねえ」と、つい数日前に、この植甚《うえじん》の家へ住込みになった、わたりの留吉《とめきち》は、池の水を見ながら、親方の植甚へ云った。「これが俺《おれ》んとこの金箱さ」と、石に腰をかけ、煙管《きせる》をくわえながら、矢張り池の水を見ていた植甚は、会心の笑いという、あの笑いかたをしたが、「この水のために、俺んとこの植木は精がよくなるのさ」「まるで珠《たま》でも融かしたよう...
更新日: 2019/10/28
19双之川喜41さんの感想

 数百年続いた 幕府に 義理立てする  上野 の 彰義隊の 戦いが 背景となっており  題名から連想される甲府城については ほとんど書き込まれていない。 蓼科の 出身者である国枝 という名に惹かれて読んでみたけど  別に どうということのない作品である。