「ランス紀行」の感想
ランス紀行
ランスきこう

岡本綺堂

分量:約14
書き出し:六月七日、午前六時頃にベッドを這い降りて寒暖計をみると八十度。きょうの暑さも思いやられたが、ぐずぐずしてはいられない。同宿のI君をよび起して、早々に顔を洗って、紅茶とパンとをのみ込んで、ブルヴァー・ド・クリシーの宿を飛び出したのは七時十五分前であった。How to see the battlefields——抜目のないトウマス・クックの巴里支店では、この四月から斯ういう計画を立てて、仏蘭西戦場の団...
更新日: 2025/05/12
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  戦争 そのものは 時の 勢いだと 綺堂は 言って のける。トーマスクックは 古戦場の 観光ツアーを 主催 していたようで 綺堂は よくまあ 参加してみようと 思いついたなと 感じた。帰国後 震災に 遭遇して 戦場の 惨状を 想起したり している。震災 見物ツアーが あったら 参加してみようと 思うような 御仁と 感じた。人の 不幸は 蜜の 味。

更新日: 2024/02/02
鍋焼きうどんさんの感想

当時の外遊はなかなか大変だったと思う。岡本綺堂の好奇心は凄い。4年後の関東大震災を体験してランスの惨状を東京で目の当たりにした驚きを記録したくなったのだろう。

更新日: 2021/09/16
bc43847ac151さんの感想

この時代独特の風景が鋭く描写されている。