「婦人と職業」の感想
婦人と職業
ふじんとしょくぎょう

倉田百三

分量:約6
書き出し:今日の社会状態において、婦人を家庭へ閉じこめて、社会の生活戦線における職業に進出することを防ぐことは不可能である。このことはたとい理想的社会が実現されたる暁においても、当為としての法則として、婦人の就職を妨げるいわれはない。婦人も男子と同じく、その天分にしたがって、社会生活の職分を分担すべきである。それによって生活の充実と向上とまた個性の発展とをはかるべきである。実際今日においては職業婦人は有閑婦...
更新日: 2018/10/15
いちにいさんの感想

「……結婚生活が恋愛の墓場であるにしても、オールドミスの孤独地獄よりはなおまさっている。……」 という主張などが議論の的であろう。 現代では明らかにセクハラである。 30才位を過ぎて、独身だと女子のみならず、男子ですら気まずくなるものだ。会社組織では、何か性格上の欠陥があるのではないか、というレッテルを貼られ、出世にも影響するケースもある。結婚しても油断はできない。次は、子どもがいなければ、何故?と疑われる。要するに、結婚し子どもがいるという家庭が世間の前提基準が存在するのだ!だから、子どもがいるのに職業を持つ女性に育児放棄なるレッテルを貼りたがるのだ。母子家庭や夫の稼ぎが少なく、やむ無く仕事を持たなくてはならないのが現実であろう。 バッシングを受けないためにはダブルインカムノーキッズとなり、社会的矛盾が発生する。女性が有閑夫人になれるだけの所得を夫に与えておくれ!