「推理小説論」の感想
推理小説論
すいりしょうせつろん
初出:「新潮 第四七巻第四号」1950(昭和25)年4月1日

坂口安吾

分量:約19
書き出し:日本の探偵作家の間に、探偵小説芸術論という一風潮があって、ドストエフスキーは探偵小説だというような説があるが、こういうのを暴論と称する。すべて、すぐれた文学は人間をトコトンまで突きつめていくものだから、犯罪、それから、戦争、という大きな崖に突きあがってしまう。これは当然の成行で、犯罪や戦争は人間の追求から必然的に到達するものであり、決して犯罪は探偵小説の専売ではない。又、犯罪を取り扱うに当って、そ...
更新日: 2020/12/17
19双之川喜41さんの感想

 安吾は こちらの 方面も 鳥の眼で ながめており 切れ味鋭く 海外の 作品も 良く 読み込んでいるのには 驚いた。 創作に 行き詰まるので 道楽に 止めるのが 賢明という。