「大菩薩峠」の感想
大菩薩峠
だいぼさつとうげ

27 鈴慕の巻

27 れいぼのまき

中里介山

分量:約190
書き出し:一天井の高い、ガランとした田舎家《いなかや》の、大きな炉の傍《はた》に、寂然《じゃくねん》として座を占めているのが弁信法師であります。時は夜であります。弁信の坐っている後ろには、六枚|屏風《びょうぶ》の煤《すす》けたのがあって、その左に角行燈《かくあんどん》がありますけれど、それには火が入っておりません。自在鉤《じざいかぎ》には籠目形《かごめがた》の鉄瓶がずっしりと重く、その下で木の根が一つ、ほが...
更新日: 2024/04/09
19双之川喜41さんの感想

 やたらに 長い。私の 父親の 部屋に 全巻 置いて あったのを 思い出す。記録を 狙って 書き続けた らしいがけれど 主人公 竜之介は 殺人狂で 人から 恨みを 買う。なので 付け狙う 人は 多い。後世の 作品の ヒントに なっていることに 随所で 気がつく 読み通す 程の ことはないようにも 感じた。