「明治開化 安吾捕物」の感想
明治開化 安吾捕物
めいじかいか あんごとりもの

02 その一 舞踏会殺人事件

02 そのいち ぶとうかいさつじんじけん初出:「小説新潮 第四巻第一一号」1950(昭和25)年10月1日

坂口安吾

分量:約60
書き出し:氷川の海舟屋敷の黒板塀をくぐったのは神楽坂の剣術使い泉山虎之介。この男、時はもう明治十八九年という開化の時世であるが、酔っぱらうと、泉山虎之介タチバナの時安と見得を切って女中のホッペタをなめたがる悪癖がある。虎之介は幼少のころ、海舟について剣術を習ったことがある。そのころの勝海舟はいたって貧乏、まだ幕府には重用されず、剣術や蘭学などをメシの種にしていた。習うこと二三年、海舟が官について多忙になった...
更新日: 2021/03/12
19双之川喜41さんの感想

 ここから始まる 安吾捕物。 茶々や 冗談が散りばめてあって 他愛なく 楽しいと感じた。

更新日: 2017/05/15
76695c345cdfさんの感想

見事なミスリード。 舞踏会、衆人監視型の密室、入れ替わりなど、おおよそミステリの王道的展開。 しかし、警察が間抜けすぎるのは如何なものか、とは思う。

更新日: 2015/06/27
80a6b5c171cbさんの感想

昔、「快刀乱麻」というドラマになっていた。池部良の勝海舟と若林豪の新十朗を覚えている。面白かったような気がする。 小説はひょっとしたら「ミス.マープル」のトリックを借りているのかも。時代的に安吾のオリジナルの可能性もある。犯人がまる解りなのは愛敬。 けっこう面白い。

更新日: 2015/06/19
d945b20bba70さんの感想

かなり前に大幅に設定を変えてアニメ化されてたなぁ。 構成も変わってて面白い