「人生案内」の感想
人生案内
じんせいあんない
初出:「キング 第三〇巻第一一号」1954(昭和29)年9月1日

坂口安吾

分量:約26
書き出し:新聞で読者の最も多いのは「人生案内」とか「身上相談」という欄だそうだ。ところがここへ人生の案内を乞う投書は案外ホンモノが少くて、一ツこんな問題で投書してみようなぞと勝手な悩みを創作して投じるのが少からぬそうで、担当の記者には一見してそれと分るけれども、この方がホンモノよりも手ごろでまた面白いので、ニセモノと承知でとりあげてしまう。なぜなら、悩みの解決がこの欄の目的ではなくて、紙面随一の読み物だから...
更新日: 2020/10/17
yopparariさんの感想

坂口安吾の繰り出す罵倒はどこか軽快で、読んでいて明るい気持ちになる。内容はうっすら説教くさかった。