「兎と猫」の感想
兎と猫
うさぎとねこ

魯迅

分量:約11
書き出し:わたしどもの裏庭の奥に住んでいる三太太《サンタイタイ》は、夏のうち一対の白兎を買取り、彼の子供等の玩具《おもちゃ》にした。この一対の白兎は乳離れがしてから余り長くはないらしく、畜生ではあるが彼等の天真爛※《てんしんらんまん》を見出される。しかし真直ぐに立った小さな赤味を帯びた耳と、ぴくぴく動かす鼻と、どぎまぎした眼は、知らぬところに移って来たせいでもあろう。住みなれた家にいた時の安心さはない。こう...
更新日: 2017/05/17
b9ef941530ccさんの感想

魯迅の兎と猫は、飼っていた兎が黒猫に殺された。黒猫はもう偉そうな態度で生きては行けない。小さな命を造物主は創りすぎるし、破壊し過ぎる。魯迅は猫と兎をシナ人の階級に例えているのだろうか?真意は計り知れない。