「花束の虫」の感想
花束の虫
はなたばのむし
初出:「ぷろふいる」ぷろふいる社、1934(昭和9)年4月号

大阪圭吉

分量:約47
書き出し:一岸田直介《きしだなおすけ》が奇怪な死を遂げたとの急報に接した弁護士の大月対次《おおつきたいじ》は、恰度《ちょうど》忙しい事務もひと息ついた形だったので、歳若いながらも仕事に掛けては実直な秘書の秋田《あきた》を同伴して、取るものも不取敢《とりあえず》大急ぎで両国《りょうごく》駅から銚子《ちょうし》行の列車に乗り込んだ。岸田直介——と言うのは、最近東京に於て結成された瑪瑙座《めのうざ》と言う新しい劇...
更新日: 2019/11/04
19双之川喜41さんの感想

 ややこしいダンスのステップや 携帯用の 手回し蓄音機なども 謎解きの 手がかりとして 出てくるのが  非常に珍しいと感じた。 推理好きな人が読んでも  失望はしないと思う。