「息を止める男」の感想
息を止める男
いきをとめるおとこ
初出:「探偵趣味」1931(昭和6)年7月号

蘭郁二郎

分量:約9
書き出し:無くて七癖というように誰れでも癖は持っているものだが、水島の癖は又一風変っていた。それは貴方にお話してもおそらくは信じてくれないだろうと思うがその癖は『息を止める』ということなのである。私も始め友人から聞いた時は冗談かと信じなかったが、一日彼の家に遊びに行った時に笑い乍《なが》ら訊いてみると、彼は頗《すこぶ》る真面目でそれを肯定するのである。私も不思議に思ってどうしてそんなことをするのかと聞いてみ...
更新日: 2015/05/16
9811e8383d6cさんの感想

本当に死んでくれた方が物語としては面白かったかもしれない。息を止めた世界の他の事例があまりに詰まらぬもので驚かせるもので無かったことが残念である。