「復讐・戦争・自殺」の感想
復讐・戦争・自殺
ふくしゅう・せんそう・じさつ

北村透谷

分量:約7
書き出し:復讐人間の心界に、頭は神にして脚は鬼なる怪物|棲《す》めり。之を名《なづ》けて復讐と云ふ。渠《かれ》は人間の温血を吸ひて人間の中に生活する無形動物にして、古《いにし》へより渠が為に身を誤りたるもの、渠によりて志を得たるもの、渠の為に苦しみたるもの、渠の為に喜びたるもの、挙《あげ》て数ふべからざるなり。見よ、戯曲は渠を以て上乗の題目とするにあらずや、見よ、世間は渠を以て尊ふとむべきものとするにあらず...
更新日: 2017/07/06
b9ef941530ccさんの感想

北村透谷の復讐・戦争・自殺は、透谷の復讐観、戦争観、自殺観であり、自殺は自分を害するもので、人を害するものでない。自殺は自分の名誉を守るもにと、やはり、封建的武士的な考えを持っている。