「明治文学管見」の感想
明治文学管見
めいじぶんがくかんけん

(日本文学史骨)

(にほんぶんがくしこつ)初出:「評論 一號~四號」女學雜誌社、1893(明治26)年4月8日、4月22日、5月6日、5月20日

北村透谷

分量:約50
書き出し:一、快楽と実用明治文学も既に二十六年の壮年となれり、此歳月の間に如何《いか》なる進歩ありしか、如何なる退歩ありしか、如何なる原素と如何なる精神が此文学の中に蟠《わだかま》りて、而して如何なる現象を外面に呈出したるか、是等の事を研究するは緊要なるものなり、而して今日まで未だ此範囲に於て史家の技倆を試みたるものはあらず、唯だ「国民新聞」の愛山生ありて、其の鋭利なる観察を此範囲に向けたるあるのみ。余は彼...
更新日: 2017/07/06
b9ef941530ccさんの感想

北村透谷の明治文学管学は、透谷の思想を述べているが、難解というより、思いつきでダラダラ書いているだけで、思想家とは言えないい。明治維新は封建徳川時代から欧米新世界入りへの革命であるかのように述べている。しかし、まだ明治政府は十分な改革をしえていないし、透谷にとって不満があるにだろう。