「我牢獄」の感想
我牢獄
わがろうごく
初出:「女學雜誌 三二〇號」女學雜誌社、1892(明治25)年6月4日

北村透谷

分量:約13
書き出し:もし我にいかなる罪あるかを問はゞ、我は答ふる事を得ざるなり、然《しか》れども我は牢獄の中《うち》にあり。もし我を拘縛《こうばく》する者の誰なるを問はゞ、我は是を知らずと答ふるの外なかるべし。我は天性|怯懦《けふだ》にして、強盗殺人の罪を犯すべき猛勇なし、豆大の昆虫を害《そこな》ふても我心には重き傷痍《しやうい》を受けたらんと思ふなるに、法律の手をして我を縛せしむる如きは、いかでか我が為《な》し得る...
更新日: 2017/07/10
b9ef941530ccさんの感想

北村透谷の我牢獄は、自分の牢獄とはいかなるものかを言っているが、読者にしてみれば、意味不明の透谷の文学が牢獄のそのもの中に入れられているようで、苦痛意外の何ものでもない。余りに下らん作品ばかりなので、もう、読むのはヤンペのパルコ。