無知を恐れるな、偽りの知識を怖れよ! とはパスカルの名言である。私の好きなフレーズだ。 科学を学ぶということはそういうことらしい。‘昔は良かった’と単純に懐古はしたくないが、40年くらい前の小学校の理科の実験ではビーカーやフラスコが爆発し生徒が怪我をする事故も珍しくなかった。安全配慮は緩く、今思えば危険な実験もあった。 科学の歴史は誤りの歴史の一面もあるとのこと。教師が教科書だけでしか知識を得てなければ、生徒に実験指導は出 きない。科学が面白くなくなる。実験こそが真実であり科学の醍醐味。教師自身が研究者でなければ生徒に科学魂を教えることができない、と寺田は言う。確かにその通りと思う。科学には失敗がつきもので莫大な研究費が一瞬で消えることもある。人工衛星打上などいい例だ。結果が明白であるからごまかせない。結果を求めすぎると科学は、というより科学者を殺してしまう。 科学は間違いなく後退する。 責任のなすりつけあい。科学者が非科学的方法でいけにえを捜す。 こうして、リケジョは衰退した!
理科が大好きだったのは中学校までだった。 なぜだろう、いつからか苦手になってしまった。
おもしろなし