「怪しの者」の感想
怪しの者
あやしのもの
初出: 「日本伝奇名作全集4 剣侠受難・生死卍巴(他)」番町書房、1970(昭和45)年2月25日

国枝史郎

分量:約34
書き出し:一乞食の権七が物語った。尾張の国春日井郡、庄内川の岸の、草の中に寝ていたのは、正徳三年六月十日の、午後のことでありました。いくらか靄《もや》を含んでいて、白っぽく見えてはおりましたが、でもよく晴れた夏の空を、自分の遊歩場《あそびば》ででもあるかのように、鳶《とび》が舞っておりましたっけ。ふと人の気勢《けはい》を感じたので、躰《からだ》を蔽《おお》うている草の間から、わたしはそっちを眺めました。二十...
更新日: 2024/04/07
8eb05d040692さんの感想

面白かった。空いた時間に読むにはちょうどいいくらいのくらいの作品かな。

更新日: 2020/12/01
19双之川喜41さんの感想

 良く出来た  大衆小説と思われる 。 特に 冒頭の部分は 味がある。 睡眠導入の本として  就寝前に目を通し そのまま 眠りにつく のが  いいかもしれないと感じた。