「「味の素」発明の動機」の感想
「味の素」発明の動機
あじのもとはつめいのどうき
初出:「人生化学」龜高徳平著、丁未出版社、1933(昭和8)年3月

池田菊苗

分量:約4
書き出し:「味の素」発明の動機池田菊苗余が化学を修め始めたるは明治十三年余が十七歳の時にして、主としてロスコー、ファウン=ミルラー、ミューアなどの英書に就きて斯学の初歩を講じたるものなるが、多くもあらぬ小遣銭は尽く薬品器具の購入に費し、家人の迷惑をも顧みず酸類にて衣服や畳に孔を穿ち又硫化水素などを弄びて実験を行ふを唯一の楽とせり。余は当時大阪衛生試験所長兼造幣局技師たりし村橋次郎先生に就きて毎週一回講学上の...
更新日: 2020/11/23
19双之川喜41さんの感想

 池田氏は 十七歳のときから 家人の迷惑を省みず 私的に 英書を参考に 化学実験を 繰り返していたようである。 十貫目の昆布から グルタミン酸三十瓦を 抽出した。 池田氏は 簡単なる事柄と 謙遜するけど 真似できないと 感じた。