「南太平洋科学風土記」の感想
南太平洋科学風土記
みなみたいへいようかがくふどき
初出:「科学知識」1943(昭和18)年4月号~5月号

海野十三

分量:約34
書き出し:第一回はしがき題して南太平洋科學風土記といふが、實は私が報道班員として南太平洋に勤務してゐた時に見聞したあちらの事情を、科學の目を通じて思ひ出すままにくり擴げようといふのである。餘り戰鬪や作戰とは關係のない至極のんびりしたものになるかも知れないが、これは戰鬪報道記ではないのであるから、そのつもりでお讀み捨て願ひたい。船醉ひ私たちがいよいよ南方へ下ることとなつて内地の港を出發したのは寒い一月の初めで...
更新日: 2025/07/29
艚埜臚羇1941さんの感想

  スコールについて 縷々 説明する。船酔い 防止策は おまじない 綿を 耳に 詰め込む など。黒潮の 色について。洗濯。海水風呂。スコールが くると 甲板から 濡れないうちに 船室に 逃げ込む。とびうおの 豪快なる 飛行ぶりに 感嘆する。実記なので 興味を誘う。