『うちの近所には番人のいない踏切があって、よく子供が轢き殺されか』という文から検索。わかる話と、わかりそうな話と、一生わかれないような話。全部そろってひと纏めなのは珍しい。子供を高いところから投げたくなる気持ちはよくわかる。死を見つめる経験はそんな感じなのだろうな、という感じ。勇者は恐怖を感じないのではなく、一度横に置いておける。
海野の感じる恐怖の数々、「あー分かる」と思うものが度々出てきて面白い
恐怖に魅力など感じない非勇者である私でも、海野十三先生のお話はとても楽しく読めるので、この人は案外勇者なのではないかと思う。