「カメラに関する覚え書」の感想
カメラに関する覚え書
カメラにかんするおぼえがき

伊丹万作

分量:約5
書き出し:カメラに関する覚え書伊丹万作ある人が私の作品のあるカメラ・ポジションを批評して、必然性がないから正しくないといつた。私の考えではカメラ・ポジションに必然性がないということはあたりまえのことで、もしも必然性などというものを認めなければならぬとしたら非常に不都合なことになるのである。なぜならば一つのカットの撮り方は無数にあるわけで、その多くの可能性の中から一つを選ぶことが芸術家に与えられた自由なのであ...
更新日: 2017/12/12
c6bb9347aef3さんの感想

ふつう。

更新日: 2016/03/23
芦屋のまーちゃんさんの感想

どの位置から撮影するか?というのを決めるのは監督の感性であり、主観的要素から判断される。映画評論家や我々観客でも判る客観的必然性など存在しないらしい。しかしながら、有名な監督であれば、スティルバーグならこう撮るだろう、とか如何にも黒澤らしい、とか撮影手法に客観性、必然性を持つこともあると考える。但し、その黒澤映画の中にも「らしくない作品」があっても許される。自由なのだ!もしその自由を奪われるとすれば、もはや映画が映画でなくなってしまう。監督の重要性は映画界では俳優以上に大きいのであろう。