「十年後のラジオ界」の感想
十年後のラジオ界
じゅうねんごのラジオかい
初出:「新青年」1929(昭和4)年1月号

海野十三

分量:約5
書き出し:「ときにAさん。」「なんだいBさん。」「十年|経《た》ったら、ラジオ界はどうなる?」「しれたことサ。ラジオ界なんてえものは、無くなるにきまってる。」「へえ、なくなるかい。——今は随分|流行《はや》ってるようだがネ。無くなるとは、ヤレ可哀相に……。」「お前は気が早い。くやみを言うにゃ、当らないよ。僕はラジオ界がなくなると言ったが、『ラジオ』までが無くなるとは、言いやしない。」「ややっこしいネ、Aさん...
更新日: 2017/11/18
芦屋のまーちゃんさんの感想

無線遠視? テレビジョンというwordはあったのか?TV技術はいつ頃から? と思い、調べると 以外にも海外では19世紀からTVの基礎研究はされており、日本でも戦前から知られている。 海野氏のSFではない。 霊界とこの世をラジオで交信するという発想は海野のオリジナルかも知れない。共感は出来ない。

更新日: 2016/12/14
ひずみんさんの感想

本文にもあるように、飄々と落語のように展開が進んでいく。ラストのオチもしっかりある。

更新日: 2016/03/17
93787b92431eさんの感想

現代の相互監視社会を予言している作品

更新日: 2015/09/18
イリュージョン亭チェリスさんの感想

ラジオがこのまま進化すると、というコント。 現代ではネットに置き換えて読めるか。 ラジオ電波があの世とこの世を繋ぐ世界には犯罪も無くなるか。