「再び山へ」の感想
再び山へ
ふたたびやまへ

松濤明

分量:約4
書き出し:間もなく軍隊に入る。戦争に行く、そして山とは永久にお別れになる——。こうした残り少ない山生活が、なおどれだけの情熱に値するか?大東亜戦争の始まる頃から、この懐疑は不断にまつわりついて、山へ出かける時にも、山を歩く時にも私を離れなかった。自分の幸福、他の者の幸福——他の者の幸福に基づく自分の幸福……。軍隊に入る時は、よもや二度と生きて山を歩けるとは思わなかった。それはまた一つの慰めでもあった。自分自...
更新日: 2016/05/11
YELLOWテントマンさんの感想

戦時中や戦後にはとても山に行ける状態ではなかったようだ。今では好きな時に山に行ける。幸せなことだ。但しお金と暇が必要ではあるが。