「『戦旗』『文芸戦線』七月号創作評」の感想
『戦旗』『文芸戦線』七月号創作評
『せんき』『ぶんげいせんせん』しちがつごうそうさくひょう
初出:「文藝都市」1928(昭和3)年8月号

梶井基次郎

分量:約6
書き出し:『戰旗』彼女等の會話(窪川いね子氏)この月讀んだプロ作品中での佳品である。取扱はれてゐるものは杉善といふ「かなり大きい、名の賣れた」書店に起つた爭議である。作者は素直な筆つきで、そこに傭はれてゐる女店員の心に映じた爭議を——彼女達がその爭議によつて體驗して來たことを描いてゐる。あまり名を見ない女流作家である。十五の女店員を、「彼女等はまだ髮を引つ詰めにして、身體の痩せた、着物の裾と足袋の間に脛の見...
更新日: 2025/04/18
猫のにゃんたろうさんの感想

『戦旗』より彼女等の會話 移住する彼の家 『文藝戰線』より返される包み 荒療治 吹雪 の感想。 褒める作品、凡作、一種の才筆等 相変わらずピリ辛です。