「野に山にかかる虹の橋」の感想
野に山にかかる虹の橋
のにやまにかかるにじのはし
初出:「図書館雑誌」1950(昭和25)年1月

中井正一

分量:約3
書き出し:野に山にかかる虹の橋中井正一一九五〇年の新しい年があけるにあたって、日本の図書館は何を自らに省みるべきであろうか。この世紀の前半、私達は、まず図書館の建設、本の集積に力をつくして来た。この事は互いに競争し、互いに追いつ追われつ、進み来たった道であった。しかし、この世紀の後半は、それだけではすまなくなってきた。もはや私達は、互いに競争し、互いに孤立しあっていては、自ら存立できない段階に立至ってきた。...
更新日: 2025/02/20
65c8aadc88adさんの感想

雙喜  題意は 孤立した 図書館だけではなく 相互に 連携した 図書館の 網を 虹に たとえて 図書館 サービスの 充実を 強調 している。将来を 見通した 提言 であり 今の時代でも 色あせない 慧眼と 感じられた。

更新日: 2018/09/04
いちにいさんの感想

田舎に図書館を! ということのようだ。 題名からは「まさかまた図書館の話は出てこないだろうな」、と思っていたら、見事に期待を裏切ってくれた。 また図書館です。唯一の娯楽が本の時代であれば立派な誘致活動、ご苦労様です、と言ってやりたい。 現代では図書館に代わる施設は何だろう?レンタルビデオ屋は金を取るが公共図書館にも既に一部CDやDVDコーナーがあるだろう。パソコン館なんてどうだ?本ではなくモバイルPCを貸し出すのだ。通信料まで無償。運営費が大変か!森や林に電波が飛び交っても自然破壊にはならないだろう。通信文化が21世紀の主流と思う。都会と田舎の差別はない。山奥にも電気と電波を送る行政が重要。