「狼森と笊森、盗森」の感想
狼森と笊森、盗森
おいのもりとざるもり、ぬすともり
初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日

宮沢賢治

分量:約16
書き出し:小岩井農場の北に、黒い松の森が四つあります。いちばん南が狼森《オイノもり》で、その次が笊森《ざるもり》、次は黒坂森、北のはずれは盗森《ぬすともり》です。この森がいつごろどうしてできたのか、どうしてこんな奇体《きたい》な名前がついたのか、それをいちばんはじめから、すっかり知っているものは、おれ一人だと黒坂森のまんなかの巨《おお》きな巌《いわ》が、ある日、威張《いば》ってこのおはなしをわたくしに聞かせ...
更新日: 2021/07/04
19双之川喜41さんの感想

 骨身を削る過酷な開墾の歴史を 岩手山に寄り添う四つの森が 見守る。 その山が 証言したように 盗森が 粟を盗んだ。 栗で餅を 作って見たかったらしい。 砂まみれの餅を 奉納されたのは 仕方ない。 おおらかで 純朴な民話が 心にしみると感じた。

更新日: 2016/11/28
eb4b871105e0さんの感想

小学生のころ教科書で読んだきりだったので懐かしい だんだんと開拓されていく村の雰囲気がいい