「いてふの実」の感想
いてふの実
いちょうのみ

宮沢賢治

分量:約7
書き出し:そらのてっぺんなんか冷たくて冷たくてまるでカチカチの灼《や》きをかけた鋼《はがね》です。そして星が一杯です。けれども東の空はもう優しい桔梗《ききゃう》の花びらのやうにあやしい底光りをはじめました。その明け方の空の下、ひるの鳥でも行《ゆ》かない高い所を鋭い霜のかけらが風に流されてサラサラサラサラ南の方へ飛んで行《ゆ》きました。実にその微《かす》かな音が丘の上の一本いてふの木に聞える位澄み切った明け方...
更新日: 2021/01/06
19双之川喜41さんの感想

 実が 北風に乗って 遠くに飛ぶとしたら わくわくするでしょうし 心の準備も いるでしょう。 風もないのに 一斉に 散るところを 見た人が いるそうです。