「出発点」の感想
出発点
しゅっぱつてん
初出:「都新聞」1924(大正13)年11月2日

岸田国士

分量:約1
書き出し:築地小劇場の「夜の宿」を観て「これは佳《よ》い」と思つた、「本もの」だと思つた。第一に脚本が佳い、第二に「演出者」の理解が行届いてゐる、第三に翻訳が立派だ、第四に俳優が真面目だ。第一については論ずる余地はない。第二についても今更意外だとは思はない。第四については、今度だけさうだといふのではなく、今度のものにそれが極めて役立つてゐると云ふまでだ。処で第三の問題だ。「夜の宿」の成功を全然翻訳の価値に帰...
更新日: 2016/03/29
イリュージョン亭チェリスさんの感想

翻訳について。