「林の底」の感想
林の底
はやしのそこ

宮沢賢治

分量:約15
書き出し:「わたしらの先祖やなんか、鳥がはじめて、天から降って来たときは、どいつもこいつも、みないち様《やう》に白でした。」「黄金《きん》の鎌《かま》」が西のそらにかゝつて、風もないしづかな晩に、一ぴきのとしよりの梟《ふくろふ》が、林の中の低い松の枝から、斯《か》う私に話しかけました。ところが私は梟などを、あんまり信用しませんでした。ちょっと見ると梟は、いつでも頬《ほほ》をふくらせて、滅多《めった》にしゃべ...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 梟(フクロウ)が 言うには 昔は 鳥は みんな 白かった らしい。 鳶(トンビ)が 白い鳥を 目当てに 染め物屋を 初めてから 違ってきたと 言う。 白いままの鳥 目の回りだけ 染め残した鳥。 この作品の 特徴は 心理描写が 丁寧な ことだと思われる。